
パイロットとしてオンラインキャンプの実施報告
Katsuiku Academyとして初となるオンラインプログラムを3月22日-24日の3日間にわたり実施しました。今回のプログラムはKatsuiku Academyとして初のオンラインでの試みでもあったため、パイロットプログラムとして過去の参加者やそのご家族へのご案内のみで行われました。
全国から参加者が集まったマインクラフトでのオンラインプログラム
今回はオンラインならではで関東、関西、東北など全国からそれぞれご参加いただいた7名での実施となりました。
プログラムはZoomとマインクラフトを活用し、お互いがzoomで繋がりながら、マインクラフトの世界で協働する形で進みました。
1日あたり1.5時間、合計4.5時間の限られた時間の中で参加者同士がお互いのアイデアを共有したり、それを具現化するためにマインクラフトの世界で協働している姿にはとても勇気づけられました。
自分にとって大事な価値観とは?
「イキイキする学校を作る」というテーマで始まったプログラムでは、お互いがイキイキする価値観の共有から始まり、価値観の言語化にそれぞれが挑みました。
参加者それぞれが事前課題として、マインクラフトの世界で「自分の街にあったら自分がイキイキとするもの」を作成の上、提出しており、自分の作品を説明しながらそれがなぜ自分のイキイキと繋がっているのかを共有していきました。
それぞれの説明が終わった上で、Katsuiku Academyの価値観シートを活用し、自分たちが大切にしている価値観が紡ぎ出されていきました。「冒険」、「自然」、「落ち着き」、「独創性」などそれぞれのイキイキの根底にある様々な価値観が共有されました。
一緒に価値観を表現する
それぞれの価値観に基づき、2つのチームに分かれた上で、マインクラフトの世界で学校づくりを始めていきました。
一つのチームは「自然が感じられる大きな噴水」と「落ち着ける休憩所と広場」、もう一つのチームは「自然が見える学生運営のガラス張りのレストラン」、「校門とつながる並木道」を作ることにし、その作成に取り組み始めました。


限られた時間の中でもあっという間にアイデアを形にしていった参加者のチームワークには初日から驚かされました。
ただ、チームワークが最も発揮されたのは、2日目にマインクラフトの世界で起こったハプニングに対してチームとして対応が求められた瞬間です。
そのハプニングを振り返りながら、参加者たちが
「皆が同じ目標を持って動けた。明日は皆で同じ目標を持って、もっと一緒に行動したいと思った」
「何があっても冷静に対処すると素早く対応できる」
などと気づきや学びを共有してくれました。
日常生活へとつなげる振り返り
最終日には、プログラムを通して学んだことや気づきを日常生活へつなげるための振り返りが行われました。
「3日間を振り返って、自分たちができたことは?」
「感謝したいことは何ですか?」
「今回のプログラムを終えて、自分が大切にしたいと思った価値観は何なのか?」
「大切にしたい価値観を踏まえて、明日からどんなアクションを取りたいのか?」
大事な問いに対してみんなと一緒に振り返りを行っていき、3日間のプログラムに真剣に向き合っていたからこそ、最後の振り返りも考え抜いている姿や必死にペンで自分の考えを書き留めている参加者の姿がとても印象的でした。
「今までは自分の力の範囲内でしか考えられなかった。でも、今回はみんなが意見を出してくれて自分の最大値が広がった!次何かするときもそのことも大切にチャレンジしたい!」
「今回はいろいろな人に優しくしてもらった。優しくされたら「ありがとう」と伝えて、自分でも優しさを贈ることを行いたい」
「学校の活動で沈黙が続いても自分から話をしてみたり、授業でも新しく知ったことだけに満足せず、自分の意見を考えて、どうしていくべきかを考え続け行動することをしたい」
それぞれが短い期間の中でも感じたことを共有していただき、これからのそれぞれの日常生活での挑戦をKatsuiku Academyでは応援しています。
今回行われたパイロットプログラムに関してご関心を寄せていただきありがとうございます。
今後のプログラム情報を受け取りたい方はぜひニュースレターへご登録いただければ幸いです。