Katsuiku Academyキャンプ実績: 2018年度夏 鴨川サマーキャンプ
キャンプ概要
Katsuiku Academyでは2018年の夏に2つの中高生向けの宿泊キャンプを行いました。こちらのページではそのうちの鴨川で行われたサマーキャンプの概要を共有しております。
- テーマ:自己理解
- 日程:2018年8月10日-15日
- 人数:29名
- 対象:中学1年-高校3年
- 場所:千葉県鴨川市
スケジュール
下記のスケジュール表では主なワークショップをピックアップし、記載しております。下記のコンテンツに加えてBBQや花火などを含めた楽しい活動や地の利をいかしたアクティビティも実施されています。
午前 | 午後 | |
DAY 1 | オリエンテーション | 自分のワクワクを探す |
DAY 2 | 自分の長所・スキルを探す | 自分の価値観とは? |
DAY 3 | グループワーク開始 | チームとしてプレゼン準備 |
DAY 4 | 海でのリフレッシュ | フィードバックの重要性 |
DAY 5 | プレゼンの最終準備 | チームプレゼン |
DAY 6 | お互いへの感謝 | 振り返り |
キャンプレポート:
上記のスケジュールの一日のハイライトをまとめたレポートを紹介しております。キャンプの雰囲気を共有できればと思います。
【Day 1: オリエンテーション:自分のワクワクを探す】
初日のオリエンテーションでは、今回のテーマである自己理解:自分のワクワクを探すが紹介されました。AIなどテクノロジーの進化を含め、目まぐるしく変化し続ける社会の中で活躍し続けるためには自分のことを深く理解し、自分の原動力となるワクワクを探すことがより一層重要になってくることを共有しました。また、初めて会う仲間が多い中、緊張をほぐすためにお互いの自己紹介・アイスブレークを行い、周りの参加者やファシリテーターと円滑にコミュニケーションする環境を作るためのアクティビティやゲームを実施しました。
夕食後の夜の時間では、キャンプを通して一日の振り返りを行う小グループ:アドバイザリーグループ(以下、Aグループ)での活動が始まりました 。Aグループの人数は各グループ4〜5名で、日中に活動するチームとは異なります。Aグループには各1-2名ファシリテーターが担当として付き添い、キャンプ期間中はなんでもお互いに共有できるいわば家族同様のグループです。毎晩このAグループで集まり、その日の振り返りを行い、全体の生活や日中での活動で起こった、良いこと・悩んでいること・改善したいことなどを共有し、次の日の自分たちが行える小さな挑戦等を共有する場になりました。
【Day 2:自分の長所・スキルを探す】
2日目は、さらに自己理解を深めるために自分の長所やスキルについて追求しました。今持っている自分の傾向やスキルやどのようにして培ってきたのか。午後には自分の価値観を振り返るアクティビティを行いました。改めて自分が大切にしている価値観について深く考える機会となりました。最後のアクティビティでは今後の自己理解を行う中で、みんなの前で自己開示をする練習も兼ねてインプロ(即興演劇)のアクティビティを行いました。チームで円になって一言ずつ発表しながら一つのストーリーを作るアクティビティや不思議なプレゼント交換を行い、突発的な発想力をフルに活用しました。
夜はみんなでバーベキュー!スタッフが火おこしや肉・野菜を焼いていると代わりますよと手伝ってくれる参加者もたくさんいました。お肉や野菜だけではなく、マシュマロー・チョコレート・クラッカーを合わせてアメリカのキャンプファイア等でよく作るスモアを楽しみ、締めにはみんなで花火を楽しみました。大量に用意した花火もあっという間になくなり、参加者同士がさらに打ち解けているのが見受けられました。
【Day 3: グループワーク開始・タレントショー】
最終発表がグループ+個人での発表になることが公開され、この日からグループワークが始まりました。各グループが、メンバー同士で共通しているテーマ・キーワードをもとに行うグループ発表に向けて準備を始めました。お互いの価値観やワクワクを共有し、どのような共通テーマがあるのかを真剣に探すために相手の話に耳を傾けている姿がたくさん見られました。
夕食後には希望者がみんなの前で特技等を披露するタレントショーが行われました。参加者から2人が総合司会を務めて見事に会を進めてくれました。ショーでは、けん玉、独楽回し、コンテンポラリーダンス、マジック、サックス、折り紙等の多岐にわたる特技が披露され、大いに盛り上がりました。
【Day 4: 海でリフレッシュ・フィードバックセッション】
3日目はグループワークが始まり、たくさん頭を使いながら課題と真剣に向き合っている姿がキャンパスで多く見られました。壁に直面した時には一度、作業から離れてリフレッシュすることで、また新たな視点やアイデアが浮かんできます。それを実践するために、午前中はキャンパスの目の前に広がる海でリフレッシュしました。バナナボートの課外活動にも参加し、ビーチと海を満喫した午前中になりました。
午後には3日目の作業の続きに取り組み、5日目に行われる最終発表に向けて各グループが準備を進めていきました。中間発表として一分間プレゼンを行い、各ファシリテーターからフィードバックを受けるフィードバックセッションを行いました。声の使い方・姿勢などの話し方から話の流れや論理性などの内容等に対してファシリテーターから受けた様々なフィードバックをどのようにしたら反映できるのかを熱く議論している姿がとても印象的でした。
【Day 5: 最終プレゼンテーション】
午前中は、チームメンバー同士の理解を深めるためにカードゲームを行いました。その上で、最終プレゼンに向けてのラストスパートの準備に取り組みました。
午後に行われた最終プレゼンテーションでは、各グループがそれぞれのテーマを見事に発表し、個人のプレゼンテーションでも勇気ある行動が多く見られました。自分でも認めたことがなかった点、自分に関して改めて気づいた点、これからのワクワクをどのようにして増やしていくのか、グループメンバーとともにサポートしながら自分たちと向き合ったからこそできたプレゼンテーションでした。
最終夜のAグループではお互いをサポートし続けてきた、Aグループのメンバー同士で感謝の気持ちを込めてお互いに感謝している点・素晴らしいと思った点を共有するアクティビティを行いました。アドバイザリーが通常以上に時間がかかっていたのはお互いに協力しあった仲間へ感謝の言葉がたくさん出ていたからだと思います。
【Day 6: 最終日+振り返り】
最終日は、キャンプ全体の振り返りを行いました。大きな円になって、コミュニティ全体に対して感謝していること、自分の変化等をそれぞれが発表してくれました。
「親に送られて、キャンプ初日はあまり乗り気ではなかったけど、みんなと話しているうちにどんどん楽しくなってみんなに感謝しています!」
「悩んでいる時にサポートしてくれたグループメンバーに感謝しています」
「自分がワクワクすることが分かってきた」
「改めて、自分が好きなことと向き合える機会になった」等たくさんの声が共有されました。
最後の昼食は、パーティ形式でオードブルなどをみんなで食べるスタイルで行われ、最後の別れを前にみんなで笑いながら食事している姿が印象に残っています。
今後のキャンプに関して
Katsuiku Academyでは今後も中高生向けのサマーキャンプを実施していく予定です。今後のキャンプの詳細に関してはキャンプページをご覧ください。皆さんとキャンプでお会いできるのを楽しみにしています。